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理事長所信

はじめに

 宇部青年会議所は1956年に創設され、64年目を迎える。宇部青年会議所が長きに渡り活動出来ているのも、戦後間もない混沌とした時代に高い志を持った先輩諸兄が立ち上がり、「明るい豊かな社会」の実現に向け、故郷の未来を想い描き率先して活動し、その想いが我々の世代まで心から心へと受け継がれているからである。

 私は、会社の上司でもある尊敬するJCの先輩に背中を押され、2013年に宇部青年会議所に入会した。入会当初は、自身の成長や地域の為などと考える事も無く、上司や会社の顔に泥を塗らぬ様、自分の建前しか考えずに活動していた。しかし、入会後早くから多くの役職を経験し、想いを掲げるリーダーと共に中枢での運営活動をする中で、多くの事を学び、経験をさせていただいた。地域の課題に正面から向き合う先輩方の姿は、私に強い想いを湧き起こした。そして、腹を割って心と心で話せる仲間に出会い、叱ってくれる仲間や褒めてくれる仲間と共に活動する中で、仲間の為、地域の未来と発展の為にと、いつしか自分を成長させ自分たちの活動に誇りを覚える様になった。

 私達は何の為に、誰の為に活動しているのか。私達が生かされている地域に感謝し、少しでも恩返しする為ではないだろうか。私達が地域に描く想いを活動にし、仲間や家族の為、地域を活性化する為、地域の方の意識に変革を与える為に活動しているのではないか。

 私たちの暮らす社会はIoT・ICTなど、とてつもない速さで更なる高度情報化社会と人工知能の時代へと変化し、世の中の仕事の殆どが人間に代わりオートメーション化されると言われている時代。より便利に、より効率的に、より生産性を追求し、人間社会を幸福にするものでもあり、私達も時代の流れを掴み、逆らうことなく活用しなければならない。しかしながら一方では、様々な情報に溢れ、人と人の関わりが薄れる事により、ひとや自然に対する感謝が失われつつある。「自分さえ良ければいい」、「誰かが何とかしてくれるだろう」といった無責任では、人は共存も繁栄も成長も出来ない。

 本当の豊かさとは何だろうか。それは心の温かさを感じる事ではないだろうか。物質的な豊かさでなく、人の心の繋がりを感じる事、それこそが本当の「豊かさ」ではないだろうか。自分以外の人の事を考え、想う。そして、人の為に行動する。道徳的価値を重んじ、自利の心ではなく利他の心を持ち、世の為人の為に、地域や家族そして日本をより良く後世へ残す為に活動しよう。親愛なる心は尊い感情であり、人を動かす原動力となる。私は、この青年会議所に関わる全ての方に感謝し、「Heart to Heart」心と心で次世代に繋げる責任を持ち、活動を邁進して参ります。

人を想う一人のJAYCEEとして

 青年会議所は、修練・奉仕・友情の三信条を掲げて活動し運動を展開している。しかし、市民へ運動を展開するには、地域に信頼される青年会議所として、また一人のJAYCEEとして、自分を律する必要がある。仕事をする、外を歩く、家族と過ごす、どんな時でもJAYCEEであることを忘れず、人を思いやり、互いを尊重し、市民の模範となるべく行動しよう。

人を想う仲間の拡大

 人は誰しも一人では生きていけない。信じあえる仲間が多ければ多いほど力は強く、仲間がいるからこそ人を想い、個の力を発揮する事が出来る。そして個性を持った仲間がいるから気付かせてくれて、成長する機会を得る。その強いつながりこそがJAYCEEであり人を成長させる力となる。

 近年、各地の青年会議所会員の減少が著しく、宇部青年会議所も例外ではない。これはすなわち、自らが受ける変革の機会と与える機会の減少に繋がる。人づくりを通してまちづくりを行う青年会議所にとって、会員の拡大こそが地域に変革を与える根本となる活動である。JCとは何か、どんな団体か、伝える気概と熱意をもち、伝わり心動かすことが出来たとき、それこそがJCの運動である。まだ見ぬ仲間にJCの魅力を強く伝え、まちの未来を想造(創造)し想いをかたちにするリーダーへと導こう

人を想う魅力ある人財の育成

 我々は青年経済人であると同時に時代を先駆けるリーダーでなければならない。その為にはあらゆる情報を先取りし知見を広く得る必要がある。そして知識を見識そして胆識へと繋げ、魅力ある人財へと成長し、更に魅力ある団体へと成長しよう。魅力ある人財となるには、魅力ある人財との交流が必要である。青年会議所にはあらゆる繋がりがあり、己を磨けるJCの仲間や先輩、そして本年度球技大会の主管を宇部が務めるブロック協議会など沢山の出会いがある。全ての出会いに感謝と思いやりを持ち、魅力溢れ誇れる人財へと成長しよう。

人を想う青少年の育成

 デジタル機器やスマートフォンの普及による青少年への影響が多く叫ばれているが、一番の根源は青少年の原体験の減少だと考える。自然に触れ、生き物に触れ、その感情を読み取る。原体験から他人を敬い尊敬し助け合う、豊かな心と多様性に富んだ感性を育み、夢を抱き故郷を想う心を醸成しよう。

人を想うまちづくりと発信力

 宇部青年会議所は創立より63年間まちづくりに関わってきた。まちづくりの運動を展開するには、故郷を知り、故郷を想い、人を知り、人を想い活動しなければならない。地域と人に変化を起こすために、青年会議所全会員が持つエネルギーを全て集結し、常に外部の変化を取り入れ、新しい発想とアイデアを持って事業を展開し大きな発信力を持とう。そして人と地域との関わりを大切に、心をひとつにしていこう。

人に尽くす為に行動する

 何かを成し遂げるためには、やってみるだけではなく挑み続け「やりきる」事が必要である。何の為に、誰の為にと想う心と理想を持ち、そして己が変革を起こすべき当事者だと意識を持ち、人に尽くせる行動力を持ち続ける事が必要である。夢なき者には成功はなしとあるが、成功の反対は挑戦しないことであり、行動しなければ想いが無いのと同じである。自分が誰の為に、何の為に活動しているのか。今一度考え、自分自身を高め、行動しよう。

結びに

 5年後、10年後、100年後、どんな時代になっているのだろう。未来のことは誰にも分からない。しかし、我々は未来を描くことが出来る青年会議所に所属し、次世代へと繋いで行く大きな使命を持っている。

 人は誰しも限られた時間の中で活動している。始まりがあれば終わりがあり、その間に何も行動しなくても終わりは必ず来る。であるならば、一瞬一瞬に魂を込め、後悔の無い様に全力で行動することが、人としての姿ではないだろうか。

 人を想い人に尽くす心を忘れることなく、何気ない日常から率先して変化を捉えて行動し、身の回りの事に当事者意識を持ち活動しよう。

 64年の歴史の中のたったの1頁。限られた時間ではありますが、「Heartto Heart」心と心を繋ぎ、想いの限り、全力で行動して行きます。

基本方針

  • ・誇れる 組織、 尊重 し支え合る組織の醸成
  • ・一人ひとりが危機感と情熱を持った会員の拡大
  • ・出会いを大切にする行動力ある人材の育成
  • ・多様性に富んだ 、感謝と思いやり溢れる青少年の育成
  • ・地域と心でふれあい絆を深めるまちづくり
  • ・やりきる力と当事者意識を持った活動
  • ・他人に貢献 し夢を描ける人材の育成
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